バセドウ病
甲状腺腫瘍その他の甲状腺疾患

甲状腺腫瘍

怖がらないで!その腫瘍は良性かも

バセドウ病

腫瘍の種類(良性・悪性)甲状腺腫瘍は、他の腫瘍と比較してもそんなに悪くないものと言えます。
「腫瘍」と聞くと悪いイメージしか思い浮かびませんが、腫瘍にも悪性と良性があり、このページでは治りやすいとされる良性腫瘍をご紹介していきます。

良性腫瘍の種類について知ろう

良性腫瘍について甲状腺腫瘍に関して、発生する原因は不明とされています。
甲状腺腫瘍は放射線療法を受けていた患者で、頭や首、胸などに照射していた人、子供のときに良性腫瘍に対し、放射線治療を受けていた人などに多いようです。

腺腫様甲状腺腫

複数のシコリ(このシコリのことを結節と呼びます)が甲状腺に生じる疾患です。
他にもシコリが1つの場合は腺腫か嚢腫という腫瘍の可能性が強いですが、どちらも良性の腫瘍です。
自覚症状や痛みなどはありませんが、シコリは自覚できます。
しかし腫瘍の中には、縦隔内甲状腺腫といって鎖骨から胸の方にまで潜り込む腫瘍もありますが、この縦隔内甲状腺腫は呼吸器や消化器に影響を与えることは殆どありません。
また何故シコリが甲状腺に生じるのかは解明されていません。

腺腫様甲状腺腫の場合、治療の必要性はないとされています。
半年〜1年くらいごとに数回の診察や腫瘍の大きさを調べるなど、主に経過観察となります。
腫瘍の肥大がみられたり、気管を圧迫するような状態になるようであれば、悪性腫瘍の可能性も出てくるので手術療法となることがあります。

濾胞腺腫

良性腫瘍の一つとされる濾胞腺腫ですが、発生原因は不明のままです。
痛みを与えないシコリを甲状腺につくり、病状の進行は遅いです。私たち日本人に発生する頻度が高いようです。

外科的治療は腫瘍が肥大しない限りは必要としなく、半年から1年くらいの経過観察です。
術後の経過は良好とされています。
手術で切除した甲状腺が大きく、残った甲状腺が小さいときは甲状腺ホルモンが不足してしまうので、甲状腺ホルモン剤での治療が必要となります。

甲状腺嚢胞

甲状腺内に液体の貯留した円状の袋のようなものが形成されます。
形成された袋が小さければ触れることは出来ないのですが、肥大すると硬くなり自分で触れることができます。
通常は痛みのないシコリなく、突然現れた場合は疼痛を伴うことがありますが、2〜3日ほどで消失します。
甲状腺嚢胞の多くが良性腫瘍で、なかには悪性腫瘍の甲状腺嚢胞が出現する可能性もあります。

治療は甲状腺内に貯留した液を、注射器を用いて吸引する方法を行います。
1回〜数回吸引を繰り返すと、その箇所に液が貯留することがないのですが、吸引しても貯留を繰り返す場合は甲状腺嚢胞に有効とされるエタノール注入療法(PEIT)が行われるようです。
腫瘍が肥大化して、エタノール注入療法の効果が得られない場合は、手術療法に切り替わることがあります。

プランマー病

甲状腺にできた腫瘍が甲状腺ホルモンの産生・分泌を促している病気です。
他の甲状腺腫瘍は、甲状腺ホルモンを出さないので、プランマー病との鑑別は比較的簡単に行えるでしょう。
プランマー病は他にも「過機能性甲状腺結節(単発)」「中毒性多結節甲状腺腫(多発)」「自律機能性甲状腺結節」とも呼ばれています。

腫瘍により甲状腺ホルモンの分泌を過剰に行っていると、甲状腺刺激ホルモンを分泌している脳下垂体が分泌を抑制してしまうため、甲状腺機能が正常に働かなくなるのです。
治療は甲状腺腫瘍の摘出術が行われます。プランマー病の甲状腺腫瘍の多くは良性腫瘍で、悪性腫瘍が発生するのは極稀とされています。
術前には甲状腺ホルモンを低下させなければならないため、抗甲状腺剤を内服します。
腫瘍の大きさによってはエタノール注入療法を行うこともできるようです。

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